ステートメント Statement

 私は「存在」という言葉に興味があります。

「存在」は価値を見出されてはじめて存在します。そしてその価値観は個人、家族、国家、文化、時代等によって様々です。つまり、自分が在る世界がすべてだという気分でいると、存在しない「存在」が増えてしまいます。だから人間は学びます。

 

しかし、私たちは「異質の存在」に関しては、はじめから避けて、なかなか学ぼうとしないことが多いです。意識的あるいは無意識に避けることがあります。それでいいのでしょうか。現代の格差や差別といった現代社会の行きづまりは「異質の存在」を、価値のないものとみなしていることが原因なのではないでしょうか。凝り固まった思い込みをほぐし、「異質の存在」を意識的に「存在」にしてゆく必要があると思っています。

 

私は大きく分けて次の2つが「異質の存在」だと考えます。

1)他者
  (人物に限らず、事物全般を含みます)

2)三次元の現実世界よりも高次元の世界
  (生前・死後の世界はこれにあたると私は仮定しています)

 

私の作品にある「穴」は「異質の存在」を意味し、「穴」の周りの画面は私にとっての「存在」を意味しています。つまり私は、「異質の存在」は意識に在るけれども、それに価値を見出すために様々な状況や感情が沸き起こっていることを表現しています。



I’m interested in the beings.

The beings can exist when they are considered to be worth.

And most of the defferent beings are not even considered.

I think other people and things or higher dimensional worlds are thought to be the defferent beings.

I hope  defferent beings will be the beings to be worth as much as possible.

 

The holes in my works mean the defferent beings. The fields surrounding the holes mean the beings in various situations and emotions.