作品 Works

【2021】 詳細はこちら click for detail
りっしんべん / 5persons 6minds
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アートデモクラシー アワード2021 隈研吾賞受賞 
AD AWARD 2021 Kengo Kuma's prise
https://acm-artdemocracy.com/

H20cm×W54.8cm×D0.4cm

acrylic plate, gesso
2021

<隈研吾さんのコメント>
平面でありながら三次元空間の持つ奥行きや立体感が表現されていて、とても力強さを感じました。
「りっしんべん」の連なりが、心と人間関係の重なりを表現し、さらに作品に奥行き感を与えています。

<りっしんべんステートメント>
人間関係のことを考えて、りっしんべんを沢山書いた。
りっしんべんは「情」「快」「憧」「怖」など、心の動きに関する字義を示す偏(へん)だ。
インターネットが普及し、前時代には関わるはずもなかった人とオンタイムで交流する。
時代はもの凄い勢いで変わっていて、人間関係をつくるプロセスも変化している。
しかし他者と心を分かち合うことがどれだけ尊いか、
おそらくそれはどの時代どこのコミュニティーでも変わらない感覚だろう。
人間は時空の傷だ。その傷を広げるのも癒すもの人間関係だ。

声 / Voice
声 / Voice

H91.5cm×W23.2cm×D0.3cm
アクリル板、ジェッソ/acrylic plate, gesso

<ステートメント>
穴と傷で、「声」と記した。
話し言葉は呼吸と共に生き、
書き言葉は刻まれ保存される。
二つの言葉は時間と空間での在り方が
違うが、どちらも人の「声」だ。
時空を超えた「声」に耳を傾けていたい。

りっしんべん
りっしんべん

H23cm×W91cm×D0.3cm

アクリル板、ジェッソ

りっしんべん / 2persons 3minds & 5persons 6minds
会場_りしんべん_大阪.jpg
2persons 3minds
縦43cm×横39.5cm×厚0.4cm
アクリル板、ジェッソ
5persons 6minds
縦20cm×横54.8cm×厚0.4cm
アクリル板、ジェッソ
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グループ展 OSAKA SHODO SHOWに出品
2021.10/2〜3 <終了>
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作品「りっしんべん」について
人間関係のことを考えて、りっしんべんを沢山書いた。
りっしんべんは「情」「快」「憧」「怖」など、心の動きに関する字義を示す偏(へん)だ。
インターネットが普及し、前時代には関わるはずもなかった人とオンタイムで交流する。
時代はもの凄い勢いで変わっていて、人間関係をつくるプロセスも変化している。
しかし他者と心を分かち合うことがどれだけ尊いか、
おそらくそれはどの時代どこのコミュニティーでも変わらない感覚だろう。

作品1.jpg
2persons 3minds

作品2.jpg
5persons 6minds
My real life
My real life_約H19.5cm×W34.5cm×D0.2cm.jpg
H19.5cm×W34.5cm×D0.2cm
acrylic plate, gesso/アクリル板、ジェッソ
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「しんにょう」を書いた。
「しんにょう」は「道」「進」「迷」「過」など、道を進みゆく事柄に関することを表す部首。
切り傷で記した「しんにょう」は私が人生で体験する事柄だ。
この時空に入って来て、やがて出てゆく。
「しんにょう」は部首で文字でもない。
この情けない線は私の人生模様の絵空事だ。
私は旧姓が「近藤」であり「しんにょう」に自分史を感じるのである。
この作品はルーチョ・フォンタナ「空間概念」に反応している。
ルーチョ・フォンタナは空間と人間の関係を、
キャンバスをシンプルに切り裂くことで追及した。
このコンセプチュアルな態度と、画面に切り傷をつける手法を引用した。
そして私は、ルーチョ・フォンタナの空間概念に時間の流れを付け加え、
進行する自分の人生を俯瞰した。
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