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そ事象
そ事象_額装2.jpg

トレーシングフィルムにアクリル絵具

30.3×24.2cm(ボックス額装)

 

このラインは平仮名「そ」が現代に生き残るまでに関わった時間と空間を意味する。

 

「曽」を字母とする「そ」が今の姿で平仮名として使われるまでには複雑な歴史を経ている。

3000年以上前に中国で産声を上げた漢字が約1500年前に日本に伝わり

そこから時を経て日本語を自由に表現できる文字として仮名が生まれた。

例えば「そ」という音なら「楚」を字母とする平仮名も場面に合わせて自由に使われた。

しかし明治時代の教育の近代化に伴い「そ」という音には今使われている「そ」があてられるようになった。

そして戦後にできた規則により一音一字は定着した。

そうした変遷はほとんど知られていないが「そ」という文字は現代まで生き続けている。

平仮名という文字は有機的な事象なのではないか。

 

長い歴史に育まれ翻弄される平仮名。その在りようは今に生きる日本人の姿に重なる。

の事象
の事象_額装.jpg

トレーシングフィルムにアクリル絵具

30.3×24.2cm(ボックス額装)

 

このラインは平仮名「の」が現代に生き残るまでに関わった時間と空間を意味する。

 

「乃」を字母とする「の」が今の姿で平仮名として使われるまでには複雑な歴史を経ている。

3000年以上前に中国で産声を上げた漢字が約1500年前に日本に伝わり

そこから時を経て日本語を自由に表現できる文字として仮名が生まれた。

例えば「の」という音なら「能」を字母とする平仮名も場面に合わせて自由に使われた。

しかし明治時代の教育の近代化に伴い「の」という音には今使われている「の」があてられるようになった。

そして戦後にできた規則により一音一字は定着した。

そうした変遷はほとんど知られていないが「の」という文字は現代まで生き続けている。

平仮名という文字は有機的な事象なのではないか。

 

長い歴史に育まれ翻弄される平仮名。その在りようは今に生きる日本人の姿に重なる。

こ事象
こ事象

トレーシングフィルムにアクリル絵具

30.3×24.2cm(ボックス額装)

 

このラインは平仮名「こ」が現代に生き残るまでに関わった時間と空間を意味する。

 

「己」を字母とする「こ」が今の姿で平仮名として使われるまでには複雑な歴史を経ている。

3000年以上前に中国で産声を上げた漢字が約1500年前に日本に伝わり

そこから時を経て日本語を自由に表現できる文字として仮名が生まれた。

例えば「こ」という音なら「古」を字母とする平仮名も場面に合わせて自由に使われた。

しかし明治時代の教育の近代化に伴い「こ」という音には今使われている「こ」があてられるようになった。

そして戦後にできた規則により一音一字は定着した。

そうした変遷はほとんど知られていないが「こ」という文字は現代まで生き続けている。

平仮名という文字は有機的な事象なのではないか。

 

長い歴史に育まれ翻弄される平仮名。その在りようは今に生きる日本人の姿に重なる。

と事象
と事象_額装.jpg

トレーシングフィルムにアクリル絵具

30.3×24.2cm(ボックス額装)

 

このラインは平仮名「と」が現代に生き残るまでに関わった時間と空間を意味する。

 

「止」を字母とする「と」が今の姿で平仮名として使われるまでには複雑な歴史を経ている。

3000年以上前に中国で産声を上げた漢字が約1500年前に日本に伝わり

そこから時を経て日本語を自由に表現できる文字として仮名が生まれた。

例えば「と」という音なら「登」を字母とする平仮名も場面に合わせて自由に使われた。

しかし明治時代の教育の近代化に伴い「と」という音には今使われている「と」があてられるようになった。

そして戦後にできた規則により一音一字は定着した。

そうした変遷はほとんど知られていないが「と」という文字は現代まで生き続けている。

平仮名という文字は有機的な事象なのではないか。

 

長い歴史に育まれ翻弄される平仮名。その在りようは今に生きる日本人の姿に重なる。

か時空
か時空_額装.jpg

トレーシングフィルムにアクリル絵具

33×13cm(クリアボックス額装:40×20cm)

 

このラインは平仮名「か」が現代に生き残るまでに関わってきた時空を意味する。

 

「加」を字母とする「か」が今の姿で平仮名として使われるまでには複雑な歴史を経ている。

3000年以上前に中国で産声を上げた漢字が約1500年前に日本に伝わり

そこから時を経て日本語を自由に表現できる文字として仮名が生まれた。

例えば「か」という音なら「可」を字母とする平仮名も場面に合わせて自由に使われた。

しかし明治時代の教育の近代化に伴い「か」という音には今使われている「か」があてられるようになった。

そして戦後にできた規則により一音一字は定着した。

そうした変遷はほとんど知られていないが「か」という文字は現代まで生き続けている。

平仮名という文字は有機的な事象なのではないか。

 

この宇宙の片隅で翻弄されながらも生き残る平仮名は、今に生きる日本人の姿に重なる。

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