作品 Works

30×20cm
画仙紙にアクリル絵具と鉛筆
.
「阿吽」は神聖な意識だ。「阿」はこの世の「始まり」、「吽」はこの世の「終わり」。始めの迷い苦しみを経て、この世はやがて一体化することを意味する。
発音する時「阿(あ)」は口を大きく開け「吽(うん)」は口を固く結ぶ。この作品では漢字の「阿吽」の口だけをかき、時空を意味するラインで結んだ。
時空は私達が生きる世界だ。それは幾多の命が生まれ死にゆく営みの場だ。さまざまな混乱や対立を経て、やがて調和にたどりつくのだろう。

トレーシングフィルムにアクリル絵具とマーカー
38×18cm
.
くずした仮名で「いみ」と書いた。字母は「以見」。
現代では読めないアンティークの文字だが意味を示すことができる。
手で書いた文字は他の時代や空間にも人の思いを、他者のみならず神様にまでも届ける気がする。
デジタルでやり取りされるフォントにはそこまで期待をしない。

トレーシングフィルムにアクリル絵具とマーカー
60.5×45.5cm
.
高次元空間で意識は自分と他者の区別無く存在しているのではないか。
シンクロニシティが通常なのだろう。
この作品は私が思い描く高次元での現象を2次元の平面に落とし込んで表現している。
未来に美術史で現代が語られる時、次元を越えた視点が広がり始めた時代と捉えられると思っている。
現代アートの祖と言われるデュシャンは大きなガラスを使って次元を表現した。
私は文字と言うレディメイドを使って次元と意識を探っている。

トレーシングフィルムにアクリル絵具とマーカー
60.5×45.5cm
くずした仮名で「いみ」と書いた。字母は「以見」。現代では読めないアンティークの文字だ。これはコミュニケーションの道具ではなくなった意識の形だ。
意識は個人の自己認識や感情には限らない。多次元に同時に在る大いなる根源を意味するのではないか。
この作品は高次元の意識の意味を二次元に落とし込む試みだ。

.
.